派遣先でありがちなトラブルの対処法

派遣社員が派遣先で出くわすトラブルの代表的なものの1つが、当初聞いていた仕事内容と実際の担当業務が異なるというケースだ。

具体例を挙げると、経理事務として派遣されたのに、実際は営業事務や総務の仕事をさせられたといった具合である。
これは、小規模な会社で営業部門と経理や総務部門が明確に分かれていない会社で起こりがちな問題だ。

こういったケースでの対処法としては、派遣元に事実を告げ、派遣会社から派遣先に業務内容を変更してもらったり、派遣先を変更してもらうという方法がある。
逆に、プラス思考で「業務の幅が広がる」と考えられれば、その業務を担当し、経験を積むことで、次に派遣先を探す際に有利になるので、思い切ってチャレンジしてみるのも良いだろう。

次に多いトラブルが人間関係だ。
派遣社員は人間関係が既に出来上がっている職場に入っていく事になるので、職場によってはすんなり受け入れてもらえないケースもある。
これは、人の入れ替わりが少なく、新入社員や派遣社員などを受け入れた経験が少ない会社に多い事例だ。
この様な会社は人を育成した経験が少なく、マニュアル等も未整備で、人を粗雑に扱いがちな場合が多く、良好な人間関係を築くのに時間がかかってしまう。

この様な職場では、とにかく謙虚な姿勢で接すること。また、教えてもらった業務内容はきちんと整理し、同じ事を何度も聞かないよう心掛けなければならない。
仕事の覚えが早く、真面目な印象を与えられれば、信頼関係を築くことが出来る。
こういった職場は社員の団結力が強い事も多く、仲間と認めてもらえれば、とても仕事がやりやすく居心地の良い職場に早変わりする。